発症時の特徴です。
まだ潰瘍性大腸炎かもしれないと心配されている方、検査待ちをしている方に、なにかヒントになったらいいな、と思っています。
(私は17年前に潰瘍性大腸炎になり、ここ7年間、ほぼ安定して過ごしています。初期は軽く、その後、再燃(4回)し、現在は寛解期です。)
★この記事の内容★
今回のマンガ
トイレで無茶苦茶、驚きました。
ただ、再燃のときの経験と、医師から聞いた話も合わせると、見てすぐわかるほどの血便はなくてひどい下痢(頻回)から始まる方もいるそうです。
初期症状
初期の症状の多くは 、下痢、血便、下血です。(劇症型を除く)
この他に気になる症状に、粘液としぶり腹があると思います。
腹痛の特徴:下痢、血便、下血
まず、 「下痢」ですが、特徴はトイレに通う回数が多いことです。
一度トイレに長くこもる、というより、治まったと思うと、また駆け込む、という感じでしょうか。
そりゃぁもう、トイレと仲良しになります。
「トイレを待てない」という感じで忙しいです。よく潰瘍性大腸炎の症状にトイレの回数という項目があるのは、このせいかな、と思っています。
次に、血便と下痢ですが、色が鮮血できれいに赤いです。胃で出血する場合は、赤黒いそうで、血便の色で出血の場所が予想できるそうです。多くの場合、発症時は、直腸やS字結腸に炎症が起きるので、色が鮮血というわけです。
これは、女性の場合。小声で言いたいのですが、生理と見分けがつきづらかったりもします。生理のときはホルモンが減少するのもあって、同時に起きたりして、何度も困りました。どっちかな、と。
気になる症状:粘液としぶり腹
他の症状で気になるのが、粘液です。たぶん、これは、webや本で調べてみると、書いてないときもありました。ですが、潰瘍性大腸炎の専門医に診てもらうようになって、聞かれるようになった症状です。便に、透明だったり白い粘りのあるものが少量ですが、便についています。
しぶり腹は、肛門あたりが出そうとしているのに(笑)、出てこない。自分の意志とは別に、お腹や肛門が、痙攣してだそうだそうとしているのに、出てくれない。便秘の時も、なかなか出なくて痛くなりますが、それとは違う症状です。たぶん。
注意した方がいいこと
まだ、診察前 or検査待ち でしたら、食事と生活リズムを整えましょう。
様子見している間は腸に負担をかけずにやさしい食生活を送ってください。
最近は、潰瘍性大腸炎と食事はあまり関係ないと言われていますが、悪化させたり、きっかけになったりするように感じます。
肌のキズで例えてみると、傷口をこすったり、清潔に過ごさないと治りが悪かったり、悪化したりしますよね?
便は大腸を通っていくので、荒れているときは、そーっと優しいものが大腸を通過した方が負担が少ないので、消化のいいモノや刺激の少ないものを食べて大腸を大事にしてください。
潰瘍性大腸炎かも?とあまり不安になりすぎると、症状が悪化しやすいので、気楽に、思いつめずに、過ごしましょう。