食事について、一般的に気を付けようと言われていることと自分が気を付けていることを書きました。
★この記事の内容★
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体調・症状との兼ね合い
「潰瘍性大腸炎に診断された。早く治したいし、悪くしたくない!でも、食事療法はキツイ。食べられるもの、少ないよ!!!」
診断したばかりのころ、こう考えていました。潰瘍性大腸炎は治らない病気だから、一生トンカツ食べられないの?と、落ち込みました。
腸に負担のない食品を選べればベストです。
でも、それはとても大変で、私はできそうにない。そして、実際にできなかった。。
日々の体調と症状を見ながら食べていれば、意外と大丈夫です。調子がいいときは自由に食べています。
<体調レベル>
- 体調:絶好調
- 体調:良い(時々下痢)
- 体調:やや悪い(下痢、切迫した便意、日常も時々腹痛あり)
- 体調:悪い(血便・下血わずかにあるかも、下痢、日常もよく腹痛)
- 体調:最悪(血便・下血がはっきりわかる、トイレは頻回10回以上)
私はこんな感じで、体調を分けて食べ物を選んでます。
例えば、
「1.の絶好調の時は、辛いものとラードが多いもの以外は自由に食べる」
「3.のやや悪いになったら、揚げ物、不溶性食物繊維は控えよう 」
という感じで、ざっくり分けて、食事選びをして過ごしています。調子がいいときは、ほとんど我慢していません。
ただ、なんとなく嫌な予感がする、と不安がよぎったときは、控えたりしています。自分の心の声も含めて、判断基準を作ることをお勧めします。
食品選びの基本(具体的に)
- 低脂肪
- 低残渣
- 低刺激
栄養士さんから教わった内容です。
この3つを基準に食品を選びましょう、というのが潰瘍性大腸炎には良いようです。私はまじめに守っていませんが、基本知識としてはこちら。
低脂肪→動物性の脂・乳脂肪・揚げ物を減らす。
低残渣→不溶性食物繊維・生野菜を控える
低刺激→唐辛子、洋からし、胡椒を控える
具体的な内容はこちらです。
低脂肪=動物性の脂・乳脂肪・揚げ物を減らす。
牛肉・豚肉・鶏肉の脂の多いもの、ラード、ベーコン、ソーセージ
牛乳、生クリーム、アイスクリーム、チーズ、バター、マーガリン
洋菓子、スナック菓子、チョコレート など
低残渣=不溶性食物繊維・生野菜など消化しずらいものを控える
煮崩れしにくいスジの多い野菜(えんこん、ごぼう、たけのこ、さつまいも)、山菜、海藻、キノコ類、こんにゃく、乾物、繊維の多い果物、豆類、イカ、たこ、玄米など
低刺激=唐辛子、洋からし、胡椒を控える
香辛料(唐辛子、洋がらし、わさび、胡椒)、コーヒー、炭酸飲料、アルコールなど
たくさんありますね。
油については、思うことが多いです。
動物性だけ避ければいいということではなくて、トランス脂肪酸をさけるといいのと、酸化した油は使わないのがいいと思います。
同じ料理でも、調理法で体調が全然違います。
揚げ物も、カレーも、家では食べてます。
―備考―
自分の体験談と主治医(過去6人)から聞く話を元に書いています。
私は、17年前に潰瘍性大腸炎になり、最初は軽かったものの、その後再燃(4回)したり、入院もしました(4回)。ここ7年間、現在まで寛解期です。