調子を崩す度に、「なぜ?何が悪かったの?」とついつい考えてしまいます。
再燃が4回(そのうち2度の入院)おきて、強く思うようになりました。繰り返す度に炎症の範囲が広がっていき、症状が重くなるんですよね。
「これ以上は困る!!」
と、遅ればせながら、強く思うようになったわけです。
再燃しないために、原因を改めて考えてみます。
★この記事の内容★
今回のマンガ
「潰瘍性大腸炎の原因」
潰瘍性大腸炎の原因
潰瘍性大腸炎の原因は明らかになっていません。これまでに腸内細菌の関与や本来は外敵から身を守る免疫機構が正常に機能しない自己免疫反応の異常、あるいは食生活の変化の関与などが考えられていますが、まだ原因は不明です。
出典元:難病情報センター
このように、潰瘍性大腸炎の原因は不明である、と言われています
確かに発症する原因はわかりませんが、経験的なことしか言えないのですが、再燃する条件があると思っています。
悪化する条件について思うこと
ストレス
ストレスがたまっていて起きてしまった、という方は多くいらっしゃると思います。
主治医の話では、転職したら、病気がよくなった患者さんもいるとのことでした。
私についても、ひどく悪化するのは、ストレスがかかったときです。
食生活
また、食べ物については、条件が重なると、ズルズル悪くなっていくように思います。
例えば、
・調子が悪いのに、さらにお腹に悪いものを食べた
・最近忙しくて身体が疲れていたのに、お腹に悪いものを食べてしまった
・お腹の調子を崩していた時に風邪をひいてしまった
などです。こんなときはこじれやすいです。
再燃は徐々に起きやすくなります。「以前だったらこの程度なら大丈夫」と思っていても、早い段階で悪化の引き金を引いてしまいます。あまり緩みすぎない方が安全です。
病気の悪化を止めるために
食事が原因となっているとき
「腸を休める」、何よりもこれが大切だと思います。いままで大丈夫だった和食を食べるということではなくて、おかゆ、栄養補助食品、豆乳やみそ汁など、消化に優しいものを3日くらい過ごごすとかなりラクになります。固形物が入らないだけでも、痛みはやわらぎます。ただ栄養不足でだるくなりやすいので、スポーツドリンクやカロリーメイトゼリーなどで補足するのがおすすめです。
ただし、一度、下痢するくらいでは、それほど食事は変えません。下痢が続いたり、痛みが強いときにのみ、食事制限を厳しめにしています。
身体のストレスが原因のとき
ゆっくり休養しましょう。風邪を治したり、身体を元気にしていけば、徐々に、潰瘍性大腸炎もよくなりますし、悪化しないようにするコツも自然とつかめると思います。
精神的なストレスが原因のとき
これが一番やっかりです。
逃げられるものもあるし、逃げられないものもありますよね。
やはり、ストレスを減らすときは、環境を変えるのが一番早いです。自分を変えるのはそう簡単ではありません。
ちなみに、私は精神的ストレスから解放されると同時に、症状が一旦悪くなり、すぐに回復傾向に変わっていきました。一度反動が来るのかもしれません。
おすすめは
人は、根源的に変化を嫌う生き物です。何か変化をして利益を得られるかもしれないけれど、損するかもしれないという気持ちが起きますよね。損するぐらいなら、現状維持のがいいんじゃないか、と。
現状の価値を高く見積もって、変化を避けて現状を維持することを現状維持バイアスといいます。
私は、体調が悪かったとき、このバイアスに縛られていたように思います。その結果、ひどく悪化し、重症化し、その後、治療の失敗もあって、脳梗塞になってしまいました。もっと早くストレスから解放する選択をしていれば、ここまで再燃を繰り返し、病気に振り回されることはなかったと思っています。
もし、悩んでいる方がいらしたら、その悩みをもう一人の自分に相談してみて、やさしいアドバイスをもらってください。自分相談室みたいな感じですね。なにか手掛かりが見つかるかもしれません。
元気があればなんでもできる!!変化に恐れず!
です。
<備考>
このブログは自分の体験談と主治医(過去6人)から聞いた話を元に書いています。
-私は、17年前に潰瘍性大腸炎になり、最初は軽かったものの、その後再燃(4回)したり、入院もしました(4回)。ここ7年間、現在まで寛解期です-