『大腸内視鏡検査の当日検査までの準備は何かするの?』
今回のマンガはこちら。
前回は、大腸内視鏡検査の全体の流れを記事にしましたが、
検査全体の流れを書いたので、今回はもう少し具体的にします。検査を受ける準備として、①検査の前日は食事を調整し、②当日に大腸をきれいにするための下剤についてです。
★記事の内容★
大腸内視鏡検査とは
前回と同じ説明になってしまいますが、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は小さなカメラを使って、腸を内側からチェックする検査です。大腸粘膜の様子を確認して、病変の有無や程度を確認します。また、粘膜組織の一部(わずか)を採取して、病理検査をすることもあります。
検査の準備<前日の食事>
検査の前日は、食事に気を付けます。
消化のいいものや、脂肪の少ないものをたべて、以下のものは食べないように言われます。
<消化の良い食事>
白米、食パン、うどん、はんぺん、、じゃがいも、バナナ、リンゴ、プリン、ゼリーなど
<NGな食品>
アルコール、香辛料、海藻、きのこ、玄米、食物繊維の多いもの、こんにゃく、そば、菜っ葉野菜、すいか、キウイ、イチゴ、ジャムなど
病院によっては2,3日前から、消化でカスが残りやすい海藻類(ひじき、わかめ等)や食物繊維が多いもの(ごぼう、きのこ、こんにゃく等)を控えるように指示するそうです。
検査の準備<当日の下剤>
検査当日、検査の4~6時前に下剤を飲みます。
例えば、検査を10時に予約すると、朝、4時おきになります。寝静まった時間に下剤を飲むことになります。なんとなく、気分的にも負担になりますよね。
予約時間を午後にすると、ずいぶん楽です。
下剤の種類
下剤も何種類かあって、それぞれ、味が異なり、服用の仕方も変わります。
私が服用したことがある下剤は以下の3つです。
- ニフレック
- モビプレップ
- マグコロール
どれも容器に入った薬剤に2リットルの水をいれて、混ぜて下剤を作ります。
飲み方は1.ニフレックと3.マグコロールは似ています。
出来上がった下剤を30分程度で500ml飲むペースで、服用していき、全部で2リットル飲みます。
2.モビプレップの飲み方は上記下剤とは違います。
出来上がった薬を1時間で1リットルを飲んで、そのあと、30分かけて水またはお茶を500ml飲み、排便の様子を見ます。このとき、便に残渣がなくなっていれば、終了です。透明になっていても、固形が残っている場合は、下剤を400ml飲んで、そのあと、水を200ml飲みます。それでも、便の色が透明になっていなかったら、もう一度繰り返します。
下剤の味について
上の3つの下剤はどれも少しづつ足が違います。
病院でそれぞれ説明を受けた味はこんな感じです。
ニフレック→レモン味
モビプレップ→梅味
マグコロール→スポーツドリンク味
どの下剤の味も
えー!!!!!!!ですよ。
どのへんが、スポーツドリンク…?どこがレモン?
変な塩分を感じるんですけどー!
熱中症対策のOS-1もスポーツドリンクとは少し違う感じがしますけど、さらに変にした感じです。
どれも飲み続けるにつれて、マズイ(と感じる)。
そのなかで、どれが飲みやすいかというと、私は2.モビプレップと思っています。
後味が薄いのと、とりあえず1L 飲むと水を飲めるのことが大きいです。他の下剤は、終了するまで水を飲んではいけません。
ただ、自分の経験は、下剤1Lで飲み終わったことがありません…。このため、最初の下剤+追加服用分で、下剤1400ml+水700mlをほぼ毎回飲んでいます。合計すると、2100mlで、他の下剤よりも合計して飲んだ量は多いです。過去に、便がきれいになったか心配で、これより多い量を飲んだこともあります。ただ、私が、検査の前日の食事が、指示を完全に守り切れていなかったり、主治医の関係で検査時間が早くて、下剤を飲み始める時間が早いというのもあるので、一概には言えませんが。。。
もちろん、1.ニフレックと3.マグコロールのが、飲みやすくて好きだ、っていう方もいらっしゃると思います。
下剤を飲むコツ
コツを二つ、紹介します。
前日の食事の内容と時間は必ず守ること
当たり前だ、と言われるかもしれませんが。。
指示をきちんと守ると、下剤を飲む量にも影響していると思います。
早めに食事を終えた方が、いいですね。
下剤を飲んでいる間、ゴロゴロ過ごさない
寝ころんでいた時もありますが、多少、家の中で動いた方が早く便も出て、楽に終えています。
とくに、細かな固形物は早めに出ていく、気がしてます。
2.マグコロールを飲むときは、特に飲む量に影響してくるので、いつもよりも熱心にお風呂掃除をしてます。お風呂掃除って座ったり、立ったり、地味に動くんですよ。お風呂もおなかもすっきりきれいになります。
大腸内視鏡検査は、何度していても、この下剤が面倒だなーと思うのですが、腸洗浄できるのも、ラッキーと思うことにしてます。
もしよかったら、前回の記事もどうぞ。