こんにちは。
潰瘍性大腸炎って原因不明って言われてますけど、ストレスが関係している、という記事を見かけますよね。
症状が悪くなると、今回の悪化はストレスが原因なのかな?と、チェックしています。
自己流ですが、そのことを書いてみます。
(私は17年前に潰瘍性大腸炎になり、ここ7年間、ほぼ安定して過ごしています。初期は軽く、その後、再燃(4回)し、現在は寛解期です。)
<今回の記事はこちら>
今回のマンガ
「諦めたのに」
症状回復しないとき、ストレスかチェック(自己流)
まず、体調が悪化した時、いつも下記4つを考えてます。
①潰瘍性大腸炎に刺激となりやすい食事を食べたかどうか?
(油の多いもの、硬いもの、不溶性食物繊維、乳製品をたくさん、刺激物)
②規則正しい生活リズムを送っていたか?昼寝はしていないか?
③風邪を引いてないか(お腹の風邪以外の風邪も)
④(女性のみ)生理開始日付近ではないか?
全部当てはまらないときは、ストレスを疑い始めます。
ただ、食事については、悪化した時は敏感になるので、まずは少し我慢して、理想の食事に直します。
そして、治療しても治りが悪いときは、身体の根っこに大きなストレスを解消することを考えています。
思い当たるストレスがないのに体調がよくなっていかないときは、お腹が痛むタイミングをメモするのもいいと思います。例えば、特定の人と話すとき、特定の仕事をするとき、試験前、lineが来た時、など。
ストレスがあっても無自覚なこともあるので、メモすると共通することでなにか気づけることもあります。
エアコンの冷たい風にあたった、とか、コーヒーとかは、身体のストレスになるので、根っこにあるストレスではないです。
精神的なストレスをどうする?
ストレスの原因となるものを、すぐ解消したり、逃げたりできるものなら、すぐに対処しましょう。
ただ、そう簡単には辞められない、逃げられないとき、悪化していく症状をどうするといいのでしょうか。
「環境を変えましょう。」
気持ちの持ち方、考え方を変えるのもいいのですが、時間がかかりやすいです。
日数で言うと、環境から変えた方が早いです。一日も早く身体をラクにしてあげましょう。
変化するときは、勇気、一歩の勇気が必要になるかもしれません。
でも、想像してください。その勇気を出して一歩進んだら、どんな気持ちになりますか。
とにかく自分を大切にしてください。症状が悪化していくのは、「辛いよ」っていうサインの可能性は高いです。
「もう十分に頑張ったよ。」と自分に優しい言葉をかけて、違う世界を眺めて、どんな気分になるか、気持ちがラクになれるか、イメージしてみてください。
再燃による悪化の怖さ
潰瘍性大腸炎の症状を「このぐらいの辛さなら耐えられる」と思って、そのままにしておくと、次に再燃がきたときは、もっと重いものがやってくるかもしれません。
潰瘍性大腸炎は炎症を繰り返す度に、炎症する箇所が広がりやすいです。次に起きた時の症状は前回の症状と同じとは限りません。次の再燃ではもっとひどい症状が起きる、と想定してください。
私の場合は、上のマンガとかぶってしまいますが、公認会計士試験が近づくと、再燃しました。就職後に会社を辞めて無職になって勉強していたのもあり、つぎ込んだことをなかなか捨てられず、諦められませんでした。
諦められなかったせいか、再燃を繰り返しました。直腸炎型だったのが、次は左側大腸炎型、そして全大腸炎型と進んでいきました。そして、治療の途中に不運も重なり、脳梗塞にもなりました。
初期のころに、主治医から、
「患者で転職して良くなった人がいるよ」
と聞いたこともありました。でも、「まだ、大丈夫」とズルズル続けてしまいました。
早いうちに諦めて、違う人生を考えていたら、こうしたことは起きていなかったと思っています。
最後に
『逃げるときめたからには、もの惜しみしないことが肝心である』
『「耐える」だけが精神力ではない。心の支えは、時にたましいの重荷になる。』
これは、河合隼雄さんの「こころの処方箋」という本で出てくる言葉です。
モヤモヤするとき、迷ったとき、悩んでいるとき、この本を読むと、気持ちが「ストン」と落ち着くことがよくあります。
癒しの本です。
辛いときは癒し本を見つけてみてはいかがでしょうか。
以上で、おわりです。