『大量出血』って聞くとどのくらいのことをいうの?と、思っていたので、自分のケースを紹介します。
出血は潰瘍性大腸炎では下血や貧血ってよくある症状ですよね。
だから、血を見慣れてた、って言うのも変かもしれませんですが、
お医者さんの対応が変わったときに驚きました。
『 たまに来る専門医?だから? 』
死ぬ病気じゃないんだから、手術すれば大丈夫って聞いても、気持ちはついていかなかったです。大丈夫じゃないよ。
大量出血が、手術の理由になるとは、青天の霹靂でした。
入院していた病院は、外部からの医師も定期的に来ていたので、主治医のほかに、東大病院の先生で大腸外科と潰瘍性大腸炎の専門医の2人の先生に隔週で診てもらっていました。その大腸外科の先生から告げらたのです。
対応がかわったとき
トイレの水が真っ赤になった、
ぐらいの出血のとき、血液検査で貧血の値に異常がなかったので、何も対応はありませんでした。
輸血になったのは、バナナくらいの大きさの血の塊が出てきた時でした。血便ではなくて、紫色の血の塊がでたときです。
すぐに、足の付け根の動脈から採血することになって、
看護師さんはできないとかで、お医者さんが来て、採血をしました。手をグーにして注射器を握って、
ブスッ、と。
刺したときはビックリしましたが、無事終わり、輸血を提案されました。
実際に輸血した量
輸血のリスクの説明を聞いて同意書に記入して、その日のうちに、始まりました。
この頃のトータルの輸血の量は
赤血球液が10単位
血小板濃厚液が6単位です。
このほかにアルブミン製剤は入れてたけど、記録が見つからないので、量がわからない…。
手術について
輸血が決まって、ざっくりとした説明をうけました。
出血が多いと手術が必要になるということ。
手術しても、ほとんどの人は日常生活に支障がないこと。
人口肛門は一時的で、手術は2回すること。
このくらいだったと思います。
ただ、私は、頭の片隅にも手術について考えたことがなかったから、手術の話が出たときは、頭を殴られたくらいの衝撃を受けました。
え、やめてよ。そんなこと言わないで、と。
おわりに
病状が悪くなるとき、落ちていく一方で怖くて怖くて仕方なかったです。
だけど、短いスパンで考えないで、長いスパンで考えてみたら、もっとラクだったのかな、って思います。
なんとかなるさーって。